前回の続きです。
「巻戻し」の意識とは何か。
それは初めの状態を記憶し、
もとに戻すことです。
つまり、
友人が松葉杖をついて家に
遊びに来た際の様子を意識的に
インプットしておくのです。
松葉杖はどんなふうに扱って
いただろうか。
脚はたしか右側を骨折して
いたっけ。
リュックはどのタイミングで
下ろしたのだろう。
これらの情報を意識して
見逃さないようにするのです。
ただ、それだけです。
「え?」っと、思う方もいますが、
本当にただこれだけです。
あなたは友人の状況を
なんとなく察知しています。
もし友人が初めと異なる
手順を踏んだ場合には
あなたは自然と気になる
はずです。
「痛くないかな。」
「大丈夫かな。」
「リュック重くないかな。」
初めの情報を入手しておけば、
脳は勝手に細分化された情報を
集めようとします。
そこに相手への心配りが
表れてくるのではないでしょうか。
簡単なことなどで様々な
シーンに使ってみてください。
「巻戻し」=「元の状態を記憶する」
ことです。
また「巻戻し」とは逆に
「早送り」がありますよね。
「早送り」とは「一足先を予想する」
ということです。
骨折した友人が訪問した際に、
松葉杖を拭くタオルを準備する。
玄関に椅子を持ってきて
楽な態勢で靴を脱げるようにする。
テーブルに腰かけて話すのではなく、
ソファーで楽な態勢で緩んでもらう。
など、
状況を判断した後に、先読みをする
意識を持つことです。
別に難しいことではありません。
「私だったらこうしてほしいな。」
というイメージがあれば
それだけであなたも近づけます。
例えばちょっと高いお金を投資して、
1流のホテルに泊まってみたり、
おしゃれなバーに奥さんや彼女と
一緒に出かけたり、
あなたがお客さんとして経験し、
感じる努力も必要ですが、
まずは身近なところで
「巻戻し」と「早送り」の
意識を持って人と接してみて
ください。
根性論で意識するのではなく、
「巻戻し」と「早送り」を
正しく理解して実践してください。
これを2週間続けるだけで、
今日の視点とは全く違う
あなたがそこにいると思います。
奥さんが3ミリ髪を切った
ことに気づくことができる。
味噌汁にゆずを数滴たらした
微妙な変化に気がつく。
上司が自分に求められている
仕事内容が明確に理解できる。
2週間後のあなたは「気づき名人」
となれることでしょう。
実は、
私自身が何百回と言われ
続けてきました。
「少しくらい気づけよ!」
「おまえは鈍感だな!」
「それくらいわかれよ!」
言われる度に凹みます。
一生懸命意識するものの、
何を意識したらいいのか、
何を気づけばいいのかさっぱり
わからない。
だからまた先輩や上司に
怒られて凹む。
そんな負の連鎖に相当の
ストレスを抱え込んでいました。
もし、あなたが同じような
ことで悩んでいるならば、
もし、あなたの後輩が気づけない
悩みを持っているならば、
気づくために意識することは、
「巻戻し」と「早送り」と
教えてあげてくださいね。
平野さんこんばんは☆
返信削除セミコンではスタッフとして支えて頂きありがとうございます。おかげ様で発表に専念することが出来ました☆
実は前回のセミコンで平野さんの発表を拝見した時からずっとファンでした。今回お話させて頂けたご縁に深く感謝しております。
とても素敵なブログですね♪
接客業を営む私にとって『なるほど!』と思うことばかりで沢山学ばせて頂きました☆
また、とても読みやすく例えが分かり易くスーっと頭の中に入って来ます。
定期的に拝見させて頂きます。
末永く宜しくお願い致します☆
まごころコンビニ店員
まえちんさん
返信削除こんにちは。平野です。
ブログにコメントいただき、
ありがとうございました。
まえちんさんが新ブログの
コメント第1号ですよ!!
素晴らしいです。
私もまえちんさんのセミナーを
拝聴させていただいた際、
温かくて柔らかなオーラが
とても印象的な方だなと
感じました。
こうしてご縁が繋がることに
心から感謝します。
まえちんさんのブログも
リンクさせてください。
これからもより良いお付き合いの程、
よろしくお願いします。
いつも本当にありがとうございます。