2010年10月22日金曜日

気遣いはどうすればできますか?

「巻戻し」と「早送り」の
知恵を持ちなさい。

今日の朝礼で院長が言いました。

ところで、

あなたもこんな失敗は
ありませんか?

・食事会の席で大切な相手に
瞬時の気遣いができなくて
オロオロしてしまう。

・奥さんの髪型がほんの少し
変わったことに気がつかない。

・トイレを使用した後は
便座を下ろさず、スリッパも
乱雑に乱れたまま。

私たち人間は相手に興味を
持っているようでどこか
自分中心の目線になっています。

いざ、気遣いや心配りを
しようと意識するも、

意識のアンテナが育って
いないから気がつかない。

「おまえ、もっと気をつかえよ。」
「本当にあなたは鈍感な人ね。」
「少しくらい気づいてよ。」

人は誰もが自分の存在を認めて
もらいたいものです。

人と人が関わる中で相手を
認める事が心配りの極意なの
かもしれませんね。

気遣い・心配りが苦手な人は、
「巻戻し」と「早送り」を
覚えて実践してみてください。

例えば想像してみてください。

あなたの家に大切な友人が
遊びに来てくれました。

しかし友人は1か月前に
足を骨折して松葉杖をついています。

「ピンポーン。」

友人がやってきてあなたは
家の中に招き入れようとします。

友人は玄関に腰かけて靴を脱ぎ、
リュックを下ろして、中から
タオルを1枚取り出しました。

松葉杖を綺麗にタオルで
拭いてから室内に入ろうと
しているのです。

感動したあなたは友人に

「君はなんて優しい人なんだ。」

と声をかけます。


久しぶりの再会であっという間に
楽しい時間が過ぎ去りました。

時間は夕方5時。

今日は車を運転できない彼は
暗くなる前に電車で帰ると言って、
腰をあげました。

玄関まで見送るあなた。

名残惜しさから2人の会話は
いまだ途切れることなく続く。

友人が玄関に腰かけて靴を履き、
松葉杖を使って立ち上がり、
さぁ出発しようとしたところ…。

「あ!リュックを背負うの忘れた!
あはは、何してるんだろう、私。」

なんて笑っている。

でも友人が一瞬、困った顔を
していたのを見過ごさなかった。

またもう一度腰を下ろして
松葉杖を置き、リュックを
背負わないといけないからだ。

この何気ない作業がいまの友人に
とってどれほど負担な作業なのだろうか。

あなたは友人の引きつった笑みが
苦しくなるも、何もすることができない。

「私がもっと気遣いできたなら、
友人は辛い想いをしなくても済んだかも。」

気づくことのできなかった自分に
モヤモヤが残ってしまった…。


あなたにも「○○してあげればよかった」
という後悔を感じたことはありませんか。

気づいてやりたい。
けれども気づけない私。

「意識しろ」「気を使え」
と言われても急にできる
ことではないですよね。

相手に自然な気遣いができる
ようになるにはどうしたらいいのか…。

そんな時に覚えて欲しいことが
「巻戻し」の意識です。

「巻戻し」とはどういうことか?

巻戻しとは、

「現状を認識する・覚える」

という意識です。

長くなりそうですので、また次回に。

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