2010年10月5日火曜日

小さな幸せを運ぶ「ありがとう習慣」

あなたはお店に感謝のお手紙を
出したことはありますか。

FAXやはがきでもいい。

真っ白なA4用紙に絵を
描いてもいい。

とにかく手書きで想いを込めて
メッセージをいつものお店に
書いたことはありますか?

友達や恋人通しなら書いたことが
あるかもしれません。

でも、

いつも立ち寄るコンビニや
ラーメン屋さんや美容院に
なかなか感謝の手紙を書こう
とは思わないのではないでしょうか。

私もその一人です。

お店に置いてあるアンケート用紙に
感謝を伝える事があっても、

メールフォームのアンケート
記入欄に感想を書くことがあっても、

懸賞や映画の試写会応募に
申し込むことはあっても、

お店に想いを届けたことは
あんまりありません。

それなのに、、、
不思議なものですね。

今私はFAXやお手紙を
患者さんから受ける側に
なっています。

別に自慢したくて話している
訳ではありませんが、

毎日メールやFAXや電話で
患者さんから声を届けて
貰っています。

その中には残念ながら症状が
改善しなくて残念な声もあったり、

時には「なんだこの野郎!」
とまではいかなくとも、

大小様々なクレームやお叱りを
受ける事もあります。

私も一人の人間ですから、
感情が乱れて自信を失うことも
あります。

でも85%以上の患者さんの声は
喜びや感謝の声に満ちています。

本当にありがたいものですね。

患者さんの声が私の活力と
いっても過言ではないほどです。


昨日も1枚のFAXが届きました。

当院の頭痛解消枕をご愛用のKさんは、
以前自宅でパソコンが使えないために
FAXで枕をお申し込みされました。

その後、数回電話やFAXなどで
Kさんの症状克服についての相談にのり、
一緒に解決策を考えて歩んできました。

電子メールでも相談やカウンセリングが
主となってきている現代。

私も作業的にはPCに向かって
キーボードをカチカチした方が
確かに効率的です。

しかしFAXやお手紙はメールでは
感じられない人の奥深さが見える気が
しています。

KさんがA4用紙にビッチリと隙間なく
書いてくれた自分の症状。

枕を使いだして半月。症状は以前から
驚くほど良くなって薬に頼らなくても
よい毎日を送れるほど前進しているご様子。

しかし、昨日急な強い頭痛に襲われて
残念ながら薬を飲んでしまったそうです。

そのことがまた不安の引き金を引いてしまい、
FAXで感想と共にこれからの対処法について
質問をいただきました。

FAXを何度も繰り返し読んでいるうちに
とあることに気が付いたんです。

人の心は文字に表れるとは
良く言ったものです。

確かに不安を感じている心境の文は
文字に若干の乱れがあったのです。

達筆で綺麗なKさんの文字が、
これからの不安を感じている文面の
ところだけどこか小さく震えている
感じが受取られたのです。

このFAX1枚書く時も不安で
仕方がなかったのだろうな…。

頭が痛くて休み休みに何時間も
かけて書いたのかな…。

薬を飲もうか飲まないかギリギリの
選択をしながら、本当にこれでいいか
誰かに聞いてもらいたかったのかな…。

手書きの文章からそんなことを
推測しながら読んでいるとたまらない
気持ちになってくるのです。

私も手書きでKさんへ想いを文字に
託してFAXを送信しました。

たった1枚のFAXが少しでも
Kさんの心を楽にするきっかけに
なれば嬉しいな…。

そう思いながらFAXの送信ボタンを
押しました。


メール・FAX・手紙・電報…

相手に自分のメッセージを発信
する手段はたくさんある。

それを使って発信する者も
受取る者もみな人間。

必ずいろんな想いが存在する。

日々の小さなコミュニケーションに
ほんの少し目を向けてみませんか。

小さな発見や思いやりは相手を
幸せにする種になる。

ならば、

私もお客さんの立場からいつも
笑顔をくれるお店のスタッフさんへ

「ありがとう。」の気持ちを手書きで
伝えてみようと思います。

それはおおげさなことではなくて、

コンビニで買い物したら、
「ありがとう。」と一言加えたり、

お店の店員さんにいつでもどこでも
渡せる「ありがとうカード(名刺サイズ)」
を作り、さっと一言加えて渡したり。

小さなありがとうは人を感動させる。
感動は命を高揚させる源です。

「ありがとう。」を貰えば嬉しくなり、
「ありがとう。」を伝えれば幸せになる。

もっと人の幸せを組み取れる人に
なるために、小さな「ありがとう習慣」を
私なりに行っていきたいと思います。


いつも最後まで読んで下さり
本当にありがとうございます。

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