2011年9月5日月曜日

25年前のラブレター

こんにちは。
平野です。

昨日の日曜日は事務所を
飛び出し、

セミナー講師として多くの
女性の前でお話をさせて頂く
機会をいただきました。

実は私、

仕事としてセミナー講師を
お受けすることがあります。

今回はアゲージョ倶楽部主宰の
藤川さんよりご縁をいただき、

セラピスト(人を癒す仕事)として
活躍していらっしゃる素敵な女性起業家を
対象にしたセミナーを開催しました。



















セミナーの内容は、

文章の書き方や表現方法を学ぶ
「伝わる技術、伝える技術」についてです。

台風による猛烈な雨が降る中、

名古屋市の金山にあるワシントンホテルにて、
約3時間に及ぶセミナーを開催しました。

参加頂ける方の目的は大きく異なります。

・コミュニケーションの法則を学ぶため
  文章表現力を学びたいため
  自分のお客さんに想いを伝えるため
  新しい自分を探したいため

それぞれの方が明確な目標を持って
セミナーに参加してくださいました。

参加者は全員女性。

しかも育児をしながら起業している
志とエネルギーの高い方ばかり。

会場は女性パワー溢れる空気が
漂っています。

女性ばかりの中に男性が一人入って
いくことには、けっこう勇気が必要
なんですよ(笑)


















エネルギッシュな女性パワーに
負けないように気合いを入れなおし、
お話をしてきました。

セミナー講師と聞くと、

「すげー!!人前でよく話せるね。
私には絶対にできないよ!」

なんて声がチラホラ聞こえてきます。

けれども、
私は特別な能力や才能を持っている
訳ではありません。

資格もない、技術もない、経歴もない。

あるのは悲しい事に、
失敗と挫折の経験のみです。

そんな私にも唯一誇れるものがあります。
それは、「失敗してもやり続ける力。」

いろんな失敗をしてきました。
挫折を繰り返してきました。
人に裏切られて悲しい経験もありました。

だからこそ、人の傷や痛みの気持ちに
寄り添う事ができる感性があります。

失敗したらそこでい終わり、ではなく、
失敗してもコツコツとやり続ける能力が
私にはあります。

人の気持ちに寄り添う「感性」と、
失敗をしても諦めない「やり続ける気持ち」が
私にとっては大切な財産だと思っています。

なんにもない昔の私はただ、
諦めずに自分の感性を信じて、

コツコツコツコツコツコツ、、、

文章で感情を伝える訓練を
黙々と繰り返してきました。

その財産を作ってくれたのは、

文章で自分を表現し、文章で相手に
気持ちを伝える力、「ライティング能力」です。

それを着飾ることなくありのままを
お話することができたセミナーに
なりました。























文章を書くには特別な才能や
特別な技術は必要ありません。

文才とか、才能とか、天才とか、
そんなのは後から周囲が付けた
評価でしかありません。

文章能力に必要なのは、

「相手を思いやる優しき持ち」

ただそれだけです。

「え?書き方とか方法とかないの?」

そう思うかもしれませんが、私は
テクニックの問題ではないと思います。

もちろん、正しい日本語を知り、
言葉の意味を知り、文法の正しい使い方を
知らなければ伝わるものも伝わりません。

日頃から勉強する必要はもちろんあります。

けれども、それ以上に文章で相手に
想いを伝える能力に必要なことは、

「どうしたら相手を笑顔に、優しい気持ちに、
嬉しい気持ちに、楽しい気持ちにすることが
できるだろうか?」

と、言うあなたの優しい心遣いから
すべてが始まると私は思います。


例えば、

あなたは好きな子に宛てた
ラブレターを書いた事はありませんか?

私は小学校1年生の時にはじめて
近所に住む女の子にラブレターを書き、

手渡しできないから、その子の家の
ポストに入れて逃げ帰ってきたあの日の
ことを未だに覚えています。

一生懸命、勇気を振り絞って
日頃恋いこがれた想いや気持ちを
1枚のラブレターにつぎ込みました。

何枚も失敗し、寝る時間が遅くなっても、
お母さんに見つかりそうになってもコソコソ
隠して書きました。

  ちゃんと読んでくれるかな?
  受け取ってもらえるかな?
  誰かに見られたらどうしよう。
  クラスの友達に知られたらどうしよう。
  ゲラゲラ笑われたらどうしよう、、、。

心臓が張り裂けそうなチャレンジに
何度もラブレターを渡す事を断念しかけました。

けれども、

この胸のドキドキ感を抑え込む事ができなくて
自分なりの気持ちを言葉に表して書きまくったのです。

結果は、、、

惨敗。

結局、その子と2度と口を聞いて
もらうことができないまま、両親の都合で
引っ越しをしていなくなってしまいました。

私に初恋は1通のラブレターで
終わってしまったのです、、、。


想いは伝わらなかったけれども、

でも、

一生懸命彼女のことを思って書いた
あの当時の文章は、その当時の僕にしか
書けない、感情と愛がこもった最強の
文章だったと思います。


人は感情の生き物です。

感情が含まれている文章に人は強く
心動かされます。

文法通や型に当てはまっていなくても、

大好きな人からもらうラブレターや
大好きな人に宛てたラブレターは、

人の感情(想い)がすべてであり、
そこに人の魅力を感じるものです。

大切なのは、

人を想い、人に想いを伝え、
人に伝わるようにただコツコツと
伝える訓練を続ける。

そこからすべてが始まる気がします。

今回開催したセミナーでは、
テクニックの前に大切な人としての
想いを中心にお話しさせて頂きました。

  
また今後も文章を書き、相手に伝え、
伝わるための、

「伝える技術・伝わる技術」セミナーを
別の機会で開催していきたいと思います。

また楽しみにしていてください。


素晴らしい出会いと繋がりに
今日も心から感謝致します。

最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。


平野滋之



追伸:

後から知ったのですが、私の書いた
ラブレターを読んでその子は泣いていた
そうです。

なぜならば、想いを受け入れたとしても
引っ越しが決まっていて、どうしようも
できなかったから、だそうです、、、。







2010年12月3日金曜日

セミナーコンテストの結果

そっと時の流れのままに
過去を放置しておこうか。

正直、そう思っていました。
でもそんなの私も生き方じゃない。

だからきちんと報告します。


1127日にセミナーコンテストの
全国大会進出の代表者決定戦がありました。

東海地区では年に3回開催され、
その各優勝者が1名の代表枠を争い、

10分間のセミナーコンテストを
競い合う選考会です。

結果は、

残念ながら代表者には
選ばれませんでした。

結果がすべてです。

完全に私の実力不足。

人間的にもまだまだ
修行が足りないということを
深く実感しました。

期待をして下さった方、
応援をして下さった方、

そしてなにより、

ギリギリまで深夜の練習に
何も言わず付き添ってくれた妻に
申し訳ない気持ちでいっぱいです。

本当に、ごめんなさい。

みなさんの温かいご配慮で、
選考会に敗れた後で敗者復活枠の
再チャレンジを提案して下さいましたが、

悩んだ末の結論は、

私はこれをお受けできません。

「諦めたらもったいない!」
「逆転の可能性は十分ある!」
「平野さんに期待している!」

たくさんの背中を押して下さる
みなさんの気持ちを感じています。

本当に感謝感激です。

しかし、

私はセミナーコンテストファイナルを
目指して真剣勝負したつもりです。

自分の中で言い訳をしないように
やってきた自負があります。

本件に関してはあえて何も発言をせず、
どこまで自分の力で挑戦できるだろうかと、

ある意味ストイックに自分とトコトン
対話をしてきました。

その結果が出た以上、

ここで敗者復活戦に出場して
また舞台に立つことは自分を
否定することになります。

「次があるから余力を残してやった。」

私はそんなつもりは一切ありません。
覚悟を決めて選考会に挑みました。

素晴らしい方々と肩を並べて
争えることに誇りを持って
当日参加しました。

優劣では決してなく、

レベルの高い出場者の方と
真剣勝負するために追求してきました。

その結果が出た以上、

華やかな舞台に立つことは
自分の約束に背を向けることに
なるという結論がでました。

私はただ、、、正直に生きていきたい。


自分は一体どこまでやれるのだろう。

その答えを探し求めたくて
参加を決意したセミナーコンテスト。

そこでたくさんの素晴らしい
仲間に出会い、素晴らしい経験をし、
そして自分は一人ではないことを知った。

終わった後に気がついたんです。

「あぁ、僕は確実に1歩を踏み出せたんだな。」っと。

本当は、

人前で話す事が大の苦手。

活舌が悪くてよく噛むし、
話そうとすると瞬きがすごく、
手が震えてくる。

自信がない自分が何を
伝えられるのか。

伝えることによって
どんな意味があるのか。

自分の存在はどこにあるのか、、、。

誰か僕を認めてよ、、、。
誰か僕の存在をみつけてよ、、、。

必死の想いで自分の居場所を
探し続けてきました。

答えが一気に見つかる訳ではない。
でも確実に分かった事があった。

それは、

自分が苦手なことに挑戦し続けていると、
それが次第に得意なことに変わっていく、
ということ。

努力をし続ける限り、
自分の可能性は無限に広がり続ける
ということ。

自分の頑張りを影でいつも支えてくれて
いる人がいるということ。

そして、頑張り続ける自分が
そのままの自分であること。

とにかく、

セミナーコンテスト名古屋で私は
成長させて頂きました。

私をご支援いただいた全ての方に
この場をお借りして感謝をお伝えします。

本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。



そして、、、

2011

次のステージに挑戦し続けます。
自分のために、愛する人のために。


平野滋之




2010年12月2日木曜日

10.12.02 1つだけ、変えてしまえ!!

「うまくいかないなら
1つでも違う事をする。
壊してしまえ!!」

けっして自分を責めている訳
ではありません。

年末に行いたい自分の目標です。

ふっと周りを見渡すと綺麗に
整頓していたつもりの机周りが
グチャグチャに。

気がつけばいらない資料が
たくさん溜まっている。

いつの間にか変な習慣が
思考スピードを低下させている。

人は習慣の生き物です。

繰り返しの毎日の中で人は
自分の心地よい場所を探し、
定住しようとするのが本能。

別に悪気がある訳でもなく、
あなたや私の性格が悪いわけ
でもありません。

寒い季節にコタツから
出られなくなるネコのように、

誰もが心地よい場所から
抜けだしたくないもの。

気がついたら自然と生みだした
自分の習慣の中に安住している。

私も同じです。

でもそれは心地よいようで
どこか落ち着かないんです。

なにか見えないエネルギーを
引っ張られ続けているようで。

何かを変えなければいけない。

けれども何をしたらいいのか
わからなくてそのままにしてしまう。

毎日がトホホの連続です。

だからこそこの年末に
1年を振り返って少しでも
フラットな状態に整えたい。

そこで習慣を1つでも変える
ことに意識しようとしています。

整理整頓をする!という
漠然とした案ではなくて、
もっと具体的に。

例えば、手帳の使い方。

今までは毎朝に今日やるべき
TO Do Listを作成してそれに
そって1日のスケジュールを
組んでいました。

ついサボってしまう能天気な
私にはこのしくみは欠かせないもの。

でもそれが3年以上も続くと
どこかつまらなくなってきたんです。

なので、今日からTO Do List

・今日の感謝
・明日の目標
・夢の言霊

この3つを毎日手帳に箇条書きで
書いていこうと思います。

ブログはできるけれども、
手帳でダラダラと書く日記は
苦手な私。

だから箇条書きで3つの
問いに答え続ける。

これが今日からの違う行動。

それが1週間できたら
チョコレートを1個食べる。

こうして自分の目の前に
ニンジンをぶら下げてしくみ化
してみることにします。

さて、どうなることでしょう(笑)


実際に1つだけ違う習慣を取り入れて、
変わってきたことがあります。

それは、妻との関係。

今までは仕事から帰ってくると
クタクタで家事の手伝いをする気が
ほとんどなかった私。

よく毎晩のお風呂掃除を
めぐって妻と喧嘩をしました。

でもお風呂掃除がしんどいわけではなく、
なにより妻と喧嘩して精神的に疲れる
ことの方がしんどいことに気が付きました。

だから、

お風呂掃除は私が毎日やる。

まずはこれだけをやるように
約束しました。

するとどうでしょう。

お風呂掃除後の夕食が
美味しくなりました。

妻の大変さを実感しました。

そしてなにより、
妻が今まで以上に優しくなりました。

居心地の悪い習慣に挑戦することは
けっこう勇気のいること。

でも、うまくいっていないな。
どこかエネルギーを取られているな。

そう感じた時に1つだけでも
今までと違う行動を起こす。

それだけで随分と見える景色が
変わるものだと思います。

コツコツ、続けます。